
8月19日夕刻、新日本プロレス本社・大会議室にて、PREMIUM(8/30後楽園ホール)の記者会見が開かれ、GM(ゼネラルマネージャー)を務める蝶野正洋選手、S・S・マシン選手、ヒロ斉藤選手、そして保永昇男レフェリーが出席。プロレス本来の魅力を伝えるリングにすべく、“ルール面の整備”を大義名分として掲げた。
=蝶野選手のコメント=
「元々のコンセプトの団体の垣根をはずすという作業は、3回目にしてもう一つ進んだかなと。カードでは今回、Jr.の選手に多数参加してもらっていて、全カードの中で半数以上が新しい顔ぶれ。それともう一つ、業界全体がプロレスという競技の中で何かを忘れてきているというか。リングの上で闘っている以上、ルールありきの中での闘い。そこの設定で、『G1 (CLIMAX 2008)』のリーグ戦を見ていて寂しいものがあった。PREMIUMのリングは色々な団体から選手が集まってきているので、逆にしっかりとしたルールが無いと好き勝手な闘いになってしまう。それを管理する人間をしっかりと設定した上で闘ってもらう。その中でプロレスを見せたいし、見せてもらいたい」
=マシン選手のコメント=
「今、蝶野選手が言われた通り、最近の新日本はG・B・Hがリングを無法地帯にして、目に余るような感触が目立ってきている。まぁ、そういうプロレスが好きなファンもいるのでしょうけど、とりあえず色々な団体から選手が集まってくる中で、PREMIUMは独自のキッチリとしたルールを作っていこうじゃないかという話を進めているところです。厳しいルールをこれから徹底して作っていかないと、せっかく良くなってきたプロレス界の発展がここで止まってしまっては残念なので。PREMIUMが基本となって、何処の団体でもこのルールでいけるようなシステムを作って行きたい。ベテランの頭を使って制作している訳です」
=ヒロ選手のコメント=
「自分はいち選手としてやりたい事はやってますけど、最近は色々なプロレス団体があって。最低限のルールは決まっているんですけど、その団体によってルールがメチャクチャになっている。それに関して厳しくしていこうと思っています。それで今日集まってみんなで話をしました」
=保永レフェリーのコメント=
「新日本プロレスのPREMIUMをお借りして、色々な団体の選手が上がる訳ですから、丁度いい機会です。まず闘いはリングの中にあり、それを実践して PREMIUMで、レスラーの皆さんに表現して頂きたい。その手助けが出来ればいいなという事で今回参加させて頂きました」
※以下、記者団との質疑応答
--本間朋晃選手の試合ではG・B・H勢の介入が予想されるが?
蝶野「基本は個人の闘争を見せるのを目指している所ですから、そういうものは一切させない。自分達が目指しているリングの環境作りは中立です。新しくプロレスを見てくれる人達は、どういうルールで闘っているのかが分からないという声をよく聞きます。そういう事が無いように自分達で作って、 “PREMIUMルール”をプロレスのルールとして色んな団体に実験してもらう。その中で、プロレスの闘いを見せられるようになればいい」
--今回、この3人を選ばれた理由は?
蝶野「自分の大先輩ですし、世界中のレスリングを経験されています。あらゆるルールの中で闘ってきた、知識のある人達なので。自分も含めて、先輩方もルールを熟知した上で、ルールありきのところで反則を犯さずに闘ってきている人間だと思います。そのルールが何処かに飛んでしまっている状況だと、やってる側の選手達にしても何を基準にすればいいのか分からなくなってくる。これだけ経験のある先輩達は業界にもそんなに残っていませんので、“業界の知恵袋”として今回一緒にやってもらう事となりました」
--試合は組まれていないが、当日は会場へ行くのか?
マシン「会場には行きます。とりあえず、次のPREMIUMはテストケースとして何試合かしっかり見て、今後の事も考えていかなきゃいけないと思います」
ヒロ「実際会場に行って、ルールでこういう事をやっていい、悪いというのを判断するために試合を見に行きたいと思います」
--大森隆男選手との一戦はプレミアムルールとなっているが?
蝶野「大森選手に関してはルールどうのこうのというので、心配する必要は無いと思う。シングル初対決になりますので、今年は『G1』に出場していない分、自分の中では夏のシングル戦という事で、気合いを入れていこうという感じです。(大森選手の)イメージは無い状態、あえて言うなら全日本プロレス系の選手というレベルの知識しかない」
--ルールを無視した選手にはペナルティを下すのか?
蝶野「もしそういう事があれば、マシンさんもヒロさんもいますので、そこは実力行使で」
マシン「やっぱりレフェリーありきなんですよ。レフェリーが最高権限を持って裁く、そのレフェリーを無視する事はできない」
蝶野「元々反則は、ルールがあってそれをいかにやるのか。ルールが無かったら反則の仕様もない。今は反則も技になっちゃってる。ギリギリのところでやるのがプロレスの基本だから」
=プレミアムルール=
・場外カウントは10カウントとなります
・肘や膝がロープの外まで出た場合にロープエスケープとなります
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